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別居期間が1年余であっても、婚姻を継続し難い重大な事由があるとして、夫から妻に対する離婚請求を認めた事例(離婚請求控訴事件) (大阪高判 平21.5.26)

2017.09.23更新

80歳になり病気がちとなった夫が生活費を減らした時期と合わせるように、夫を軽んじるようになったこと、長年仏壇に祀っていた夫の先妻の位牌を取り除いて夫の親戚に送りつけたり、夫の青春時代からのかけがえのない思い出の品を焼却処分したこと等の一連の妻の行動が、夫の心情を深く傷つけるものであったことは疑いの余地がない。 それにもかかわらず、夫が受けた精神的打撃を理解しようという姿勢に欠け、また、妻が夫との関係の修復についても真摯に語ろうとしないことからすると、両者の婚姻関係は、夫の妻に対する信頼関係が回復できない程度に失われており、修復困難な状態に至っている。 上記の各事実からすると、夫婦の別居期間が1年余であることを考慮しても、夫婦間には婚姻を継続し難い重大な事由(民法770条1項5号)がある。